3Dプリンタで出力される造形物の精度はどれくらいか?
一般的に精度とは、何かを測定や計算した際に発生したバラツキの大きさと言われています。3Dプリンタの場合には、CADデータと比較して、完成した造形物の寸法との誤差が、どのくらいあるか?が精度ということになります。3Dプリンタで出力される造形物を寸法測定器の試作に使用するなど、造形精度が求められる場合、CADデータとの誤差はどれくらいか?と質問をいただくことがあります。ですので、今回は造形精度についてご紹介いたします。
CADデータとの誤差は「0.1mm」
弊社が使用している、3Dプリンタの造形精度ですが、メーカーによるとその誤差は0.1mmとなっています。
寸法測定器に使用するなどの場合、非常に精度の求められる造形ですが、現状3Dプリンタで出力すると、誤差は出ることがあるという事をご理解をいただければと思います。3Dプリンタの造形方式によっては0.3mmほど誤差を考えなければいけない場合もありますので、弊社の3Dプリント出力の誤差は現状の3Dプリント出力と比べると「精度は高い」と言えます。
補足:3Dプリンタと加工機の比較
旋盤や切削加工機を使用する場合には、数ミクロンの誤差で加工することができます。一方、3Dプリンタは、造形方式によって異なりますが良くても数十ミクロン、形状によっては数百ミクロンのレベルで、加工機と比較すると精度は劣っています。
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